エステという言葉は世の中に浸透している単語です。
では実際にはどのような意味合いがあり、どのようなことをしてくれるものなのかをご存知でしょうか?
なんとなくは理解しているものの詳しくは知らないという方が多いと思うのでわかりやすくまとめてみましたのでご覧ください。

エステとは?

エステとは「エステティック」の略で美容や美学といった意味合いがあります。
似たようなジャンルで言うと
リラクゼーションサロンが「癒やし
整骨院や整体院が「健康
という区分にするとすれば
エステティックサロンは「美しさ
を追求する場所ということになります。

日本国内においては、古くは明治時代より行われていた「美顔術」と呼ばれる女性向けのフェイシャルケア (Facial careがエステの発端とされる。時代を通じて女性の美の追求は行われていたが、国民所得にゆとりができた1970年代から特に盛んになり、顔に留まらず、全身按摩、脱毛など様々な行為と同時に、美容に留まらず慰安も提供するエステティックという言葉が広がったと考えられる。

引用元:ウィキペディア

エステの内容

ここ最近エステで一般的に行われているエステの内容は次のようなものになります。

ボディエステ フェイスエステ 脱毛エステ
ボディトリートメント
リンパドレナージュ
EMS
(エレクトリック・マッスル・スティミュレーション)
キャビテーション
手技
クレンジング
ウォッシング
パック、ジェル
手技
フェイスマシン
光脱毛
レーザー脱毛
ニードル脱毛

それぞれわかりやすく簡単にご説明していきます。

ボディエステ

エステで一番多く利用するのがこのボディエステになります。
全身から上半身、下半身と部分的にケア出来るので気になる箇所をエステで治していくのが人気になっています。

ボディトリートメント

言葉の通り身体を手技でさすったり、もみほぐしたりします。
場所によっては、リラックス効果のあるアロマを焚いた状態で行ったり、オイルを使ったりしている場合もあります。

効果としてまとめると血行を促進して老廃物の排出や新陳代謝を促し、アロマやオイルでリラックスしてストレス解消に繋げています。

リンパドレナージュ

ボディトリートメントの一部になりますが、リンパの流れに着目したものをリンパドレナージュと呼ばれています。
リンパは水分や老廃物の排出機能、免疫機能を担ってくれています。
リンパの流れが悪くなることで、病気になりやすくなるばかりか、むくみや冷え性を起こす原因となります。
さらに、体内に老廃物が貯まることでお肌にも悪影響を及ぼします。

効果としてまとめるとリンパドレナージュを行うことで健康増進・むくみや冷え性の改善・美肌効果が期待できるわけです。

EMS(エレクトリック・マッスル・スティミュレーション)

EMSというのは電気信号を体に送り、その信号により筋肉を強制的に動かすことで筋力トレーニングが行える機器のことです。
運動が苦手な方でも付けているだけで筋力トレーニングが行えることで人気があります。
一般的に有名になったのがアブトロニクス、ここ最近ではシックスパッドも同じものになります。
普段使わない筋肉(お腹、太もも、二の腕など)つまりはたるんでいる箇所にピンポイントで使うことが出来るので部分痩せが可能となっています。

効果としてまとめると動かずして電気の力で筋肉を鍛えることが出来るのと、鍛える箇所は部分別に行うことが出来るのが特徴です。

キャビテーション

キャビテーションとは専用のマシンを使って体から脂肪を取り除くことを指します。
取り除くと言っても体を切開して脂肪吸引を行うのとは全く異なります。
体脂肪はエネルギーとなって使われるためには一度乳化(脂肪が水と混ざり液状になること)する必要があります。
キャビテーションは体に超音波を当てて、体脂肪を乳化させることが出来る機器なのです。
また乳化した脂肪の一部はリンパの流れによって肝臓に行き、尿として排出されていくのです。

効果としてまとめると乳化した脂肪を燃焼させ、体外に排出するためにEMSやリンパドレナージュと組み合わせて脂肪やセルライトを燃焼させていくのです。

手技

指や手で身体の各所を軽く押しながら動かすことで血行やリンパの流れを改善します。

効果的をまとめると血流が促進され顔に栄養が行き渡るほか、溜まった水分やリンパが流れていくことでむくみ解消効果などが得られます。

フェイスエステ

小顔ケアとともに顔のお肌のケアも同時に行ってくれます。
紫外線を浴びやすい顔はしっかりケアすることで、シミやそばかすなどから守ってくれます。

クレンジング

メイクや皮脂をクレンジングで落としていきます。
化粧品によっては汗などで簡単に落ちないように作られているものも多いため、
クレンジングを行うことが大切になっています。

ウォッシング

クレンジングに続いてウォッシングで水溶性の汚れやホコリ、角質を落とします。

パック、ジェル

ビタミンCやコラーゲンなど肌に良い成分を含んだパックやジェルを顔につけることで栄養を与えていきます。
美白・ハリ・ツヤなど目的にあったものを使用します。

手技

指や手で顔の各所を軽く押しながら動かすことで血行やリンパの流れを改善します。
血流が促進され顔に栄養が行き渡るほか、溜まった水分やリンパが流れていくことで小顔効果が得られます。

エステマシン

毛穴の汚れを除去したり、超音波振動で肌に刺激を与えたりとサロンによっては様々なエステマシンを利用することができます。

脱毛エステ

ここ最近エステで多く活用されているのが脱毛エステになります。
永久脱毛と呼ばれるものがここ最近では多いのですね。

光脱毛

光脱毛で用いる光はメラニン色素に反応するもので、メラニン色素の多く含まれている毛根が光と反応して焼け死ぬことを利用して脱毛を行います。
皮膚にダメージを与えずに毛根にだけ影響が出るように光脱毛を行う前には毛を剃っておきます。
強い痛みはありませんが、輪ゴムを軽く弾いた程度の痛みはあります。
1箇所5~10分程度の比較的短時間で終わることも特徴の一つです。

効果としては光脱毛を行ってすぐは毛が抜けませんが、1~3週間のうちに抜けていく特徴があります。

※光脱毛は一度受けただけでは完全に脱毛することは出来ません。
毛には毛周期と呼ばれる周期があり、「成長期」「退行期」「休止期」に大きく別れます。
光脱毛はこのうち「成長期」の毛にしか効果的に働かないのです。
 そのため何度か間隔を開けて光脱毛をする必要があるのです。

レーザー脱毛

光脱毛をより強力にしたものがレーザー脱毛になります。
出力が上がることで危険性が高まるため医師でなければ扱えない決まりになっています。
痛みも強いものになるため麻酔(クリームや笑気ガス)を使うこともあります。
メリットとしては光脱毛よりも果が高く、少ない回数で脱毛が完了すると言われています。
デメリットとしては一回あたりの料金が高いこと、痛みが強いことがあげられます。

ニードル脱毛

毛穴に針を差し込み、電流を流すことで脱毛を行います。
電流を流す際にかなりの痛みがあることと、時間がかかること(一つの毛穴の処理に20秒ほどかかる)といった欠点があるため現在ではあまり使われていません。
昔はニードル脱毛しか永久脱毛ができなかったため利用されていました。

※一般的にエステサロンで行っている脱毛の方法は光脱毛です。
他の脱毛方法にはレーザー脱毛・ニードル脱毛がありますが、レーザー脱毛は医療機関でなければ受けることが出来ません。

ブライダルエステ

結婚する花嫁向けにブライダルエステを行っている店舗がここ最近とても多いです。
ドレスが着たいけれど二の腕が気になる、当日は小顔にしてから結婚式を行いたい、といった花嫁の悩みや希望にオーダーメイドで答えてくれます。
結婚式を最高の思い出にするために利用してみるのもいいかもしれませんね。

エステの基本知識まとめ

いかがでしたでしょうか?
実際わかっていたことばかりだと思いますが、細かくどのようなことなのかをここで知れたと思います。
その上でこれからエステを行く際の手助けになればと思います。